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無理なダイエットはNG!拒食症になって170cm/37kgになった話

ダイエットは適切におこなうことで、健康的な体作りに役立ちます。しかし、一歩間違えば拒食症の原因になることも。2年間で30kg近く痩せて、170cm・37kgになってしまった私が、拒食症の怖さをお伝えしたいと思います。

ライター:ぱん助  カテゴリー:産後・その他  投稿日:2017/11/15

拒食症ってどんな病気?

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拒食症は正式には、「神経性無食欲症」「神経性食欲不振症」と呼ばれます。精神的なストレスやダイエットがきっかけで、どれだけ痩せても満足できず、次第に食べることに恐怖感が出てきて、どんどん痩せてしまう病気です。

拒食症は、特にダイエット思考の強い若い女性に見られます。「痩せていないと認めてもらえない」「太っている自分は生きる価値がない」「まだまだ太っている、もっと痩せないと」など、極端なダイエット思考や強迫観念にとらわれて、拒食症に陥ってしまうのです。

私が拒食症になるまで

拒食症になる大きな原因は、「心」にあると言われています。身体に何か悪い部分があって拒食症になるのではなく、何らかの精神ストレスや不安が原因で、食への異常行動が現れるのです。

私が拒食症になった背景には、小さい頃にとても太っていたことがあります。その当時は体型のことでよくいじめられたり、陰口を叩かれていました。その頃から、「痩せていること」への憧れは人一倍強かったと思います。

きっかけは失恋

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拒食症になったきっかけは、大学時代に付き合っていた彼氏に振られたことでした。失恋の悲しさから一時的に食欲がなくなり、3日で3kg体重が減りました。その時、「せっかくなら少しダイエットをして痩せてみようかな」とふと思ったのです。

何気ないダイエットだったはずが・・・

最初に始めたダイエットは、揚げ物を減らしたり、野菜を中心に変更したりといったもの。決して、無理な食事制限や運動をおこなったわけではありません。それだけでも、体重は1kg、2kgと着実に減っていきました。

3か月ほどダイエットを継続して、体重が60kgを切った頃、周りの人から「痩せたね」「キレイになって羨ましい」と言われるようになりました。思えばその辺りから、体重へのこだわりが強くなっていったのだと思います。

はじめは58kgが目標体重でしたが、いざその体重になっても満足できませんでした。もっと痩せたい、もっと痩せればみんな自分を認めてくれる・・・。そんな気持ちから、ますますダイエットにのめり込むようになっていったのです。

エスカレートするダイエット

食事制限が次第にエスカレートし、1日の摂取カロリーを1200kcalと決めて忠実に守るようになりました。口にするすべての食材のカロリーを調べないと、気が済まない状態です。もちろん、おやつなどの余分なものは食べません。

ここまでくると、食べられるものもかなり限定されてきます。肉は鶏むねかささみのみ。魚は脂がのっているものは一切NGで、白身魚やカロリーの低い魚介類を食べていました。そして1回の食事のうちの9割は野菜で、主食と主菜はほんの一握りという、極端な食生活をしていました。

54kgになった時、生理も止まりましたが、気にしていませんでした。生理が止まることよりも、ダイエットをやめて太ることのほうがずっと怖かったのです。

拒食症による4つの悪影響

気がつけば、ダイエットを始めてから2年間で、体重は68kgから37kgにまで減っていました。完全に拒食症です。次の4つの症状を感じるようになっていました。

①食事の時間が辛い

本来ならば楽しいはずの食事が、苦痛になりました。無意識におこなうカロリー計算も、自分で決めたもの以外は全く口にできないのも、食材の量をg単位で測るのも、本当に疲れました。

また、拒食症になってからは自分の中での食事時間が決まっていて、その時間から少しでもずれるとイライラするようになりました。仕事の残業で食事時間に影響しそうなときは、嘘をついて退社したこともあります。当たり前ですが、会社の人たちにも迷惑をかけ、嫌な顔をされました。

②体がボロボロに

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身長170cmで37kgしかありませんでしたので、誰が見ても病気だと分かる外見をしていました。文字通り骨と皮だけになり、ガイコツのようでした。もちろん筋肉もほとんどありませんから、走ることもできません。階段も、数段上っただけで呼吸が乱れます。

また、脈拍が異常に少なくなりました。健康な成人の場合、正常な安静時の脈拍数は1分間に60〜100回と言われています。ですが、この時の私は30回以下。心臓の動きが非常に少なく、いつ止まってもおかしくない状態だったのです。

それでも、「まだ太っている。もっともっと痩せたい」と思っていたので、体はどんどん衰弱していきました。

③性格がきつくなる

拒食症の治療のために通っていた医師から言われましたが、極度の低体重になると脳が萎縮して、イライラしやすくなったり、少しのことでカッとなってしまうそうです。

私にも当てはまった症状で、他人に対して厳しい目を向けてしまう傾向がありました。例えば、友達が「痩せたい」と言いつつ何もしていなかったり、お菓子を食べているところを見るととてもイライラしました。

何か少しでも自分の気に入らない言動があれば、カッとなってすぐキレてしまいます。以前の私はどちらかというと温厚な性格でしたので、家族にもかなり驚かれましたし、気を遣わせることになりました。

④克服するまで時間がかかる

拒食症を克服するには、とても長い時間が必要です。人によって様々ですが、数年で治る人もいれば、数十年経っても完全には治らない人もいます。

しかし、どちらにせよ、克服するまでの道のりは本当に険しいです。私は「病気ではない」という状態になるまでに、約5年かかりました。最初の約1年間で体重は37kgからもとの68kgを超え、74kgにまでなりました。この頃には、過食症を発症していました。この時の辛さは今でも忘れられません。

そこからまた、無理なダイエットやリバウンドを繰り返して84kgまで太りました。今は健康的なダイエットを始めて69kg、1児の母です。拒食症が治るまで、家族や友人たちがいつも支えてくれました。

拒食症にならないために

拒食症にならないためには、どうすればいいのでしょうか。これは本当に難しい問題です。最初にご説明した通り、拒食症の原因は「心」にあります。「こうすれば拒食症にならない!」と断言できるものは、何もないのです。

ありのままの自分を好きになろう

「痩せているべき」「太っているのは醜い」という自分の中の思い込みをなくせば、ダイエットをしても拒食症にまで陥ることは防げるかもしれません。

大切なのは、ありのままの自分を好きになることだと思います。痩せたいからダイエットはするけれど、痩せても痩せなくても、自分は自分。どんな自分にも価値があると、自分を認めてあげてください。

無理なダイエットは禁物

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ダイエットは、適切におこなえば健康になれます。しかし、極端な食事制限や運動には、必ず反動が待ち受けています。リバウンドだけではなく、摂食障害になってしまう可能性があるのです。

日本は、諸外国に比べ「痩せているべき」という風潮がとても強い国です。そのため、ダイエットにばかり心が惹かれてしまうのは、仕方のないことかもしれません。しかし、ダイエットによって全てを失ってしまうのだとしたら、それは本当に馬鹿らしいですよね。

体型以外の自分のいいところを見つけよう

私は、今でもよく自分の体型が嫌になります。拒食症だった時の名残からか、他人の体型を羨ましく思い、ガリガリだった頃に戻りたいと思うさえあります。

しかし、そんな時は自分のいいところを探してみるのです。「あの人は確かに痩せていてスタイルはいいけれど、ここはきっと私の方がいいな」など、勝手に想像して心の平和を保つ方法です。ひねくれているかもしれませんが、これで落ち着くのだったら、病気になるよりずっといいですよね。

自分の中のいいところは人それぞれで、それを理解してくれる人は必ずいます。そういう人たちがいれば、体型だけではなく、誇れるものがきっと見つかります。外見だけではなく、自分の内面も大切にしてあげてください。

以上、拒食症になった私の体験談でした。極端なダイエットをして、「痩せなきゃ」という気持ちにとらわれるのは、大変危険です。ストレスをためすぎずに、自分を認めてあげながら、ダイエットをおこなうようにしてくださいね。

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