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レコーディング&食事制限ダイエットで摂食障害に...症状と原因

軽い気持ちで始めたダイエットが原因で、摂食障害に。目標体重に達した私を待っていたのは、心と体に起きる様々な不調。そして、その後10年に渡る治療生活でした。私のダイエット失敗談から、ダイエットのリスクと、摂食障害になった原因をご紹介します。

カテゴリー:短期集中  投稿日:2018/02/09

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レコーディング&食事制限ダイエットを始めたきっかけ

私がダイエットを始めたきっかけは、ダイエットをして痩せた友人が、他の友人に褒められていたからでした。それを見て、何となく自分もダイエットを始めてみようと思った、そんな気軽なものでした。

ちょうどその頃、たまたまレコーディングダイエットを紹介しているブログを見つけ、レコーディング&食事制限ダイエットを開始することにしました。

レコーディングダイエットとは

レコーディングダイエットとは、食べたもののカロリーを書き出すだけの方法です。普段どれだけのカロリーを摂取しているか知ることで、自然と食べる量をセーブしていくようになることが狙いです。

私が実践したレコーディング&食事制限ダイエットの方法

本来のレコーディングダイエットは、「食べたもののカロリーを記録するだけで効果が出る」というもの。しかし私が実践した方法は、ただ記録するだけでなく目標とする体重と摂取カロリーを決めて食事制限をプラスする、というものでした。せっかくやるならきちんとやりたい!と思ったからです。

目標は1日1200kcal

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身長152cm、体重48kgだった私は、目標体重を42kgに設定しました。そして1日の摂取カロリーを、基礎代謝量相当である1200kcalに抑える生活を始めました。

最初の頃は、大雑把にカロリー計算をしていただけでしたが、次第に食材を細かく計測したり、カロリー表示のない市販の商品は口にしなくなるなど、制限を厳しくするようになっていきました。

摂食障害だと自覚した4つの異変

レコーディング&食事制限ダイエットを開始して半年ほど経ったころでした。ある日、いただきもののロールケーキを一口食べたら、手が止まらなくなったのです。途中で気持ち悪くなったのですがどうしても止められず、そのまま1本食べきってしまいました。

その後、「気持ち悪くなっても食べるのを止められない」という経験を数回したころ、ふと気付いたのです。自分は過食症なのではないかと。調べていくうちに、それまでの自分は拒食症で体が限界を迎え、過食症の症状が出始めていることを知りました。

以下に、このころの私の心身に起きていた異変を紹介します。

①生理が止まった

目標体重の42kgにさしかかった頃、生理が止まりました。私はそれまで規則的に生理が来ていたのですが、ピタリと来なくなりました。

152cm、38kgの健康的な友人がいたこともあり、42kgはまだ重いと思っていました。見た目がそれほど変わった気がしなかったことも、自分はまだまだ太っていると思いこむ原因になっていたと思います。しかし42kgという体重は、私の体にとっては健康を害する値だったのです。

②平熱が低くなった

36度後半だった平熱が、気付いたら35度台前半になっていました。最初は体温計の故障だと思いましたが、家族が計ると問題のなし。体温計は故障していませんでした。

思い返すと、ほとんどの人が半袖でいる部屋で、私だけ長袖のカーディガンを着て、さらにストールを2枚重ねて羽織っていた時期がありました。体温が低いため、エアコンの風が人より寒く感じていたのだと思います。

③食べることが怖くなった

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最初は1日1200kcalまでと決めていた上限が、いつしか1日800kcalまでとなっていきました。食品のカロリー表示には、±20%程度の誤差があるためです。

1日800kcalくらいに抑えておけば、商品の表示カロリーや自分で計測した食材の量に多少の誤差があっても、目標である1日1200kcalは超えないだろうと考えたのです。

細かく決められた「マイルール」

そのうち、自分の中で「食べて良い時間、ダメな時間」「食べて良いもの、ダメなもの」などができていき、「マイルール」ができあがっていきました。私のマイルールは、生活環境や摂食障害の進行度によって大きく変化していきましたが、以下にその一例をご紹介します。

  • 食事の時間は、7時台(朝食)、12時台(昼食)、18時台(夕食)。食べ損ねても時間をずらすのはNG。
  • 食べて良い食材は、きのこ類、野菜、炭水化物(1日に30gまで)、タンパク質
  • 炭水化物とタンパク質を摂って良いのは朝食だけ。昼と夜は野菜のみ。
  • 飲み物は白湯かブラックコーヒーのみ
  • 間食もNG

野菜類には、カロリーや糖質が多い種類のもの(じゃがいもやさつまいも、かぼちゃなどの根菜類)があるので、葉野菜などの糖質量が少ないものを選ぶように。また、タンパク質は主に豆腐か鶏むね肉を塩のみで味付けしたものなど、細かくルールを設定しました。

どんどん厳しくなる食事制限

マイルールはどんどん厳しくなっていく一方でした。自分を厳しく律してマイルールに従おうとしている、というよりも、怖くてマイルールに従わざるを得ない、という感覚でした。

食べることが怖いのです。今までの努力が全て無駄になるのではないかという恐怖や、自分が痩せたことを母親や友人、恋人が褒めてくれた記憶に縛られていました。

④食べだすと止まらなくなった

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ふとした瞬間に、食べることが止まらなくなるようになりました。気持ち悪くても、お腹が痛くなっても、どうしても止められないのです。

食べた後には、激しい後悔と罪悪感が襲ってきます。これまで頑張ってきたことが全て無駄になってしまったという絶望感、食べることをやめられない卑しい自分への自己嫌悪、そんな耐え難い感情に押し潰されそうでした。

他にも数え切れない異変が起きていた

これら4つの異変は、ほんの一部です。他にも、便秘や乾燥肌、立ちくらみなど、思い返すと「あれもおかしかった」「これもおかしかった」と、たくさんの異変が起きていたことに気付きました。

摂食障害に気付いた後も、数え切れないほどの異変が次々と起きていきました。

摂食障害の治療生活

体だけでなく心の治療も必要

自分が摂食障害だと気づいた時、まずは自分で治そうと、毎日たくさんの時間を費やして摂食障害の治し方を調べました。その結果、まずは栄養のあるものをきちんと食べることが大切ということがわかりました。しかし、頭でわかっていても怖くて食べられないのです。

診療内科への通院と自分自身の努力で改善

結局、その後10年近く心療内科に通いながら、拒食症と過食症を繰り返す生活が続きました。通院治療と並行して、自分自身でも努力しました。「頭でわかっていても、怖くて食べられない」という状態を克服するために、栄養や体に関する様々な知識を勉強し直したのです。

様々な情報源から多くの知識を収集し、カロリー量だけでなく、栄養不足だと体が逆に太ってしまうことなどを、繰り返し頭に叩き込みました。これを繰り返すことで、長く時間はかかりましたが、だんだんと「食べてみようかな」と思えるようになっていきました。

克服後も辛い記憶として残る

今では薬も飲んでおらず、病気と呼べるほどの症状もありません。拒食や過食そのものは克服できたと思います。しかし、病気だったころの記憶が無くなるわけではありません。

私は今でもカロリー計算が癖になっており、食事を純粋に楽しむことができなかったりします。過食症の名残か、ものを詰め込むように食べてしまうこともあります。後遺症が残っているような感じです。

私は、病気の間だけでなく、その先の人生にまで及ぶ傷を自分自身に付けてしまったのです。何度悔やんでも悔やみきれません。

私が摂食障害になってしまった要因

以下に、私が考える、私が摂食障害になってしまった要因をご紹介します。

ダイエット方法が自分に合っていなかった

レコーディングダイエットは、数字で成果が見えます。そのため、カロリー計算などの細かい作業が苦でない人にとっては、比較的のめり込みやすい方法だと思います。私は見事にはまってしまいました。

さらに、具体的な目標を決めて食事制限を始めたことで、ダイエットがどんどんエスカレートしていきました。ダイエットをしているというより、ミッションをこなしていくゲームのような感覚になっていたのです。

このように、私にとってのレコーディング&食事制限ダイエットは、体をないがしろにしてまで熱中してしまうような方法でした。そんな方法を選んでしまったことが、自分の体を摂食障害になるまで追い込むことになった要因だと考えています。

ダイエットの知識が浅かった

ダイエットを始める前の私は、「ダイエット=運動や食事制限で痩せること」くらいの認識しかありませんでした。ダイエットがきっかけで摂食障害になる人がいるなんて、知りませんでした。

ダイエットは時として、自分の体で効果を試す実験のような行為になる場合があります。事前にリスクを把握しておくべきだったと考えています。

いつも「他人」を基準にしていた

私がダイエットを始めようと思ったのは、「他人から褒められる」友人を、羨む気持ちがあったから。
人に褒められたいという気持ちは自然なものだと思いますが、他人の評価のために自分の体を変えようとしてしまったことは、間違いだったと思います。

私は体重が42kgになって生理が止まっても、「あの子は38kgで健康だし、私はまだ重い」「痩せて褒められたし、痩せている方が絶対に良い」と思い込んでいました。その時、すでに心身ともにたくさんの異変が起き始めていたにも関わらず、「他人」に答えを求め、「自分」を無視し続けたのです。

結局そのまま生理が戻ることはなく、私の体重は39kgまで落ちました。このころの私は、他人から褒められる快感や体重計で前より少ない数字を出し続ける達成感で、感覚が麻痺していたと思います。一瞬の喜びのために、他の全てを犠牲にするようになっていました。

人の体はそれぞれ違う

人の体はそれぞれ違います。背の高さ、アレルギーの有無、食べ物の趣向などが人それぞれ違うことと同じように、その人が心身ともに健康的でいられる体型、体重も人それぞれなのだと思います。

ダイエットを始める前も、始めてからも、もっと「自分が満足かどうか」「自分が快適かどうか」に注意を向けていたら、病気になる前に気付けたのではないかと思います。

体が発するSOSに耳を傾けて「自分」を大切にしよう

私は摂食障害を患ったことで、たくさんの時間やお金、人間関係など、様々なものを浪費し、失いました。自分の体だけでなく、周囲にも悪影響を及ぼしていたと思います。軽い気持ちで始めたダイエットが、大変な結果を生むことになってしまいました。

ダイエットに限らず、どんなに良い方法でも行き過ぎれば毒になることがあります。しかし、どんな時でも「その時の自分」を大切にして考えれば、病気になるほどに行き過ぎてしまうことは防げるのではないかと思います。間違った方法だと体は必ずSOSを発するので、その声に耳を傾けましょう。

私のように、無意識のうちに自分の体をいじめて傷つけてしまう人が、1人でも減ってくれたら嬉しく思います。

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